長期金利 2019 1 3

 アメリカ国債10年の利回りは、
2019年1月2日の18:43(EST アメリカ東部標準時)で、
2.633%となっています。
 2018年11月上旬は、3.2%を上回っていたのに、
11月中旬から、ひたすら低下を続けているのです。
 これをグラフ(チャート)にすると、すごいものがあります。
アメリカの株式市場は、上がったり下がったりしていますが、
アメリカ国債10年のチャートは、ひたすら下がり続けています。
 チャートを眺めてみると、
2.8%が「節目」だったように見えますが、
12月19日には、「底抜け」になっています。
その日から数日間は、2.8%をめぐる攻防でしたが、
12月28日には、明白に「下放れ」となりました。
 こうなってくると、チャートに節目はなく、
長期金利は、2.4%前後を目指すのでしょうか。
 アメリカ国債5年も似たような状況であり、
11月上旬を頂点にして、
ひたすら右肩下がりに低下を続けていて、
チャート上の節目はなく、2.0%前後を目指すのでしょうか。
 このような状況なので、
FRBの利上げ行動は、「疑問符が付く」と言わざるを得ないです。
 将来の景気後退に備えて、
「糊代」(のりしろ)として、
利上げをしておきたいという気持ちはわかりますが、
「FRBは、長期金利を見ていないのか」と言いたくなります。
 おそらく、長期金利の「急変」が始まったのは最近であり、
11月中旬から始まった「急変」が、
1か月以上も継続するとは思わなかったのでしょう。
 それにしても、長期金利の「異変」は気になります。
一説には、大口の投資家が「3%が天井になる」と見込んで、
アメリカ国債10年を大量に買い込んだと言われていますが、
「長期金利は、将来を見通す」と言わています。
つまり、景気減速を長期金利が示唆しているということです。











































































































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